2007-01-01から1年間の記事一覧

貧困に対する個人的に危惧すること

先日の報道でびっくりしましたが、日本の貧困率、税金や社会保障を差し引いた後の可処分所得 に関する偏差に基づいての相対的貧困率が、一位のアメリカの13.7%に次ぐ二位の13.5% にものぼり、三位のアイルランドの11.9%を大きく引き離してい…

本日の表現規制

以下のように表現規制がひしひしと迫っているようです。 念のため載せさせていただきます。「バーチャル社会のもたらす弊害から子どもを守るために」最終報告書 成人漫画の3割で「子供と性行為」…警察庁が規制要請へ

日本でクーデターの危機

狙ったわけではないのですが、クーデターと言っても過言ではないことで、 現在今日14日に法案が通過すると見込まれている国民投票法案、 別名「改憲手続き法案」は多くの批判がある中成立に向かっていますが、 まずここでいったいこの法案の何が問題なので…

情報を取り扱う者の倫理について思うこと

○情報に関する倫理・・・マスメディアから双方向メディアまで 1980年代より始まった情報化社会においては、情報は「ただの伝達内容を 有するモノ」だけではなく、これは情報化社会以前も大なり小なり有していた性質かも しれませんが、特に情報化社会以…

「もう一つの社会」の立つ岐路〜フランス大統領選挙から考える〜

○グローバル化・・・「もう一つの社会」であったフランス社会の岐路 ソ連東欧崩壊以後、世界は自由主義・民主主義が大勢を占める、ないしそれが正しい事だと される社会へと変化しましたが、その中でも西ヨーロッパは、ユーロコミュニズムなど特色ある 社会…

ステレオタイプを防ぐ方策はあるか?〜ウォーラス、リップマンの主張から考える〜

○私たち人類が抱える病・・・リップマンの「ステレオタイプ」とは インターネット上でもよく見られるものですが、私たち人類が抱える病として、20世紀初頭に ウォルター=リップマンによって指摘された「ステレオタイプ」という問題があります。ステレオ …

格差社会・・・何故ここまで差が生まれたのか?〜派遣労働

これについては実に様々な切り口があるかと思いますが、一つの大きな要因として、 「派遣労働の自由化」による人件費抑制があるかと思います。派遣労働法は1986年7月に 誕生したものですが、この時点では13種類の業務に限られ、派遣労働法の本来の趣旨 であ…

国民投票法案への強い危惧

2007年4月現在、憲法改定の国民投票の法整備として、提起されているものですが、 ここまでのご説明でもお分かりになりますように、第一にこの法案は憲法改定のための 国民投票のためのものであって、その他の国民発議や重要法案・政策の国民投票を 整備…

『さよなら絶望先生』(講談社コミックス・久米田康治先生)

「さよなら絶望先生」は2007年現在において少年マガジンで鬼才・久米田康治先生の 描かれていらっしゃる漫画です。ジャンルはそこらにある「ギャグ漫画」とひとくくりには できない、なんといいますか、情報量やギャグなどいろいろな意味で非常に「濃縮…

グローバリゼーションはどこから来たか

○はじめに・・・「グローバリゼーションはどこからきたか?」 先日、私が管理させて頂いています「解放された世界」のあるスレッドにて、グローバリズム についてのお話をする機会がありました。グローバリズムの捕らえ方で、田中宇さんの 「グローバリゼー…

いわゆるネカフェ難民について思うこと

○現代のルンペンプロレタリアート?・・・ネカフェ難民の方々の苦難 プロレタリアートとは、ホワイトカラーエグゼンプションなどにより今で3こそ「労働者」という 意識が生まれてきているのかもしれませんが、元々は生産手段を持たず、生産手段を 有する階級…

貧困と少子化・・・新しい階級社会化の恐怖

○「貧困の再生産など起きない」 これは、2006年9月12日(火)発売 週刊SPA!2006年9月19日号49ページにて、 自民党の議員が匿名で発言したもので、「貧困の再生産など起きない。彼らは子供さえ 持てないからいずれいなくなるだろう」という発言を行ったもので…

日本の刑事政策の闇

今日は家族と居間で雑談しながら過ごしていると、 つけていたテレビでテレビ朝日の「スクープ」がやって いました。そこで取り上げられていたのは極めて対照的であり 同時にどちらも共通する病巣を抱える二つの事件でした。 一つは兵庫県姫路市で起こったバ…

ネットにおける情報空間の倫理

数あるネット上の言論空間は、それぞれ独自の論理を持っていますが、それらが問題なく、 どのような論理であっても、機能しているのは、「問題のある言論空間は選択されずやがて廃れる」 といった、神の見えざる手のような至上原理主義的な、「思想言論の対…

○財務・立法府 既存政党には議席に比例した政党助成金を交付する。新規に設立された政党については、 政党助成金の予算の中から基金を作り、無利子の特別貸付を行うことができる。 特別貸付は貸付後5年以内に議席を獲得した場合、獲得した議席に比例して返…

○内閣・予算 内閣府に新たに予算作成庁として、内閣総理大臣を長として特務国家公務員に よって構成される部署を新設し、財務省から予算作成権限を剥奪する。他方、行政評価局の 作成した報告書を広く国民、国会議員に開示して、予算案審議において、前年度…

妄想政策提言シリーズ

○国土・建設・ ・全公共事業の一般競争入札化とゼネコンによる中小土建業者への丸投げの禁止、 中小土建会社の吸収合併の促進による合理化でのゼネコン化の促進 ・現在の行政政策評価制度をその政策評価結果に基づいて内閣が予算を作成し、 予算案には政策評…

○財政・税務 最高50%までの累進課税とそれと平行した5%までの均等徴収積立金による基礎生活基金の設立、 基礎生活基金の積立金によるベーシックインカムの導入、内部留保のうちの任意積立金税の新設、 消費税の廃止 キャピタルゲイン税、借地借家税とい…

妄想政策提言

○はじめに・・・妄想政策提言とは えらそうに「政策提言」など書いていますが、実のところは素人が「もしこんな世界があったら」 と思って理想の国家を妄想しているのとおんなじなので、書いておいてなんですが、 ぶっちゃけあんまり真剣に読まれない方がい…

私の9条論

新年明けましておめでとうございます、2006年はあまり明るいニュースがありませんでしたが、 今年はどんな年になるでしょうか。 タウンミーティングのやらせ問題など、不透明なものをかかえながらも改憲への動きはとまりませんが、 改憲論者の方の主張の…