法学・憲法

石破氏の「デモはテロだ」の言葉の恐怖

更新が遅くなり申し訳ありません。ついに秘密保護法案が可決され、以前のブログで問題を指摘させて頂いた共謀罪の設立も、安倍自民・公明は行おうとしています。秘密保護法については、これからの国民的な反対によって、施行までの間にそれを阻止できるよう…

「軍機保護法の記憶」の引用

私の文章でなく、毎日新聞の記事なのですが、gooのニュースで順番に時間が経つと消えていくかと思いますので、載せさせて頂きます。極めて内容として重要な事ではないか、と思います。 - 秘密保護法案:軍機保護法の記憶…歴史は繰り返さないか? 毎日新聞201…

「秘密保護法案」を絶対廃案に!

サボっていたのと、調べるのに手間がかかって、今さらな記事で申し訳ありません、6日に強行採決という予定が言われている「秘密保護法案」ですが、調べれば調べるほど、どうも闇が深いようです。 「秘密保護法案、国防、集団的安全保障のためにいいじゃない…

護憲のために国民投票法について考える

昨日の衆院選を受けて左派・リベラルな方の衝撃は凄まじいものがあると思いますが、現実問題として改憲への動きがこれを受け活発化する事を考えると、 その防止のためには参院選、もしくは最悪の場合国民投票で護憲を訴える事を考えなければならないと思いま…

リベラルの敗北と結束の必要性

今回の選挙はリベラルに非常に衝撃大きく、危険な情勢に日本が向かいつつある、という懸念を強く与えたと思います。多党乱立の中での小選挙区制という死票を多くする無茶苦茶な結果になってしまう制度、という制度的問題もありますが、有権者が民主党の政権…

現在日本に起こりつつあるクーデターに抵抗しよう

総選挙と都知事選の投票が今週の日曜日であと数日になってしまいましたが、 皆さん投票先はお決めになられたでしょうか。時事通信の報道では、 - 自民、絶対安定多数の勢い=民主激減 16日投開票の衆院選を前に、時事通信社は全国の有権者を対象に電話世論…

天賦人権論と自己責任論

自民党のやたらネトウヨさんの言葉を真に受けネットのデマに踊らされるのに定評のある、片山さつき女史ですが、自民党の憲法改正草案において、現行憲法の - 第十章 最高法規 第九十七条 この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由…

迫り来る「表現規制」「インターネット規制」の危険性

○はじめに 日本国憲法では表現の自由、思想・良心の自由、通信の秘密など基本的人権が定められています。 それを制限する法律を作るのは当然ながら違憲なのですが、そこはそれらを規制しようとする人は 考えていて、例えば「児童のため」「経済のため」と違…

三権分立と検察行政・警察行政に思う事

「 Goodbye! よらしむべし、知らしむべからず」のhalさんのブログで高知白バイ事件の事を初めて知りましたが、警察行政と検察が物的証拠を捏造した疑いが強いのを見て、実際に物的証拠を検察側が捏造した大阪地検特捜部主任検事証拠改ざん事件や、「真犯…

「『日本国憲法改正草案』がヤバすぎだ、と話題に・・・」についてです

自民党の阿部総裁は国防軍の設立、憲法改正を次の衆議院選挙の公約として挙げていますが、それだけでもきな臭いのに、実際の自民党の憲法草案はそれ以外の所も非常に危険なようです。 自民党の憲法草案は下のpdfファイルで見ることができますが、「Goodby…

死刑制度に関する個人的意見

最近やはりブログ村さまの掲示板をよく利用させて戴いていて、いろいろなご意見があって思わず色々と書き込んでいます、・・・それならブログを更新しろ、といわれますよね。。。お恥ずかしいです(汗) もしかして、お話させて頂く相手があっての文章の方…

「反社会的行為」とは何か・・・省庁令による解釈改正の恐怖

####################################### ◯「2次元児童ポルノ」規制条例で都議会民主が代案提出を検討、議論長期化も 子供の性行為を描く漫画など「2次元児童ポルノ」の規制のため、東京都が可決を目指す青少年健…

概念内容の表現と思想言論の自由市場

以下は、先日の「表現規制における保護法益とパターナリズム」に頂いた、ある方の お返事で、その下のが僕のお返事になりますが、いかがでしょうか・・・? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ …

表現規制における保護法益とパターナリズム

すみません、某所でコメントをさせていただこうとしたら、字数制限にひっかかってしまいました(苦笑) ○○さんのおっしゃられる問題は、ものすごく重要な論点ですし、日記の形で書かせて頂きました、 申し訳ありませんm(__)m ##########以…

二次創作物に関する規制と「思想犯罪」化の恐怖

ただ、まずはみなさまに謝らせて頂かねばなりません。。。旧与党が昨年提出し、非常に問題となった、「児童ポルノ禁止法」に関し、これが非常に危険で用い方によっては、ファシズム化させられうるものであったのにも関わらず、しばらくホームページから遠ざ…

絶対に許されない人権のダブルスタンダード

最近ずっとエッセイを書かせていただいていませんでしたが、単に少し忙しかっただけですので、 ご心配をおかけして申し訳ありません。そしてエッセイを書いていない間に悲しむべき事が起きました。 それは「チベット虐殺」ないし「チベット暴動」です。 戦前…

日本の刑事政策の闇

今日は家族と居間で雑談しながら過ごしていると、 つけていたテレビでテレビ朝日の「スクープ」がやって いました。そこで取り上げられていたのは極めて対照的であり 同時にどちらも共通する病巣を抱える二つの事件でした。 一つは兵庫県姫路市で起こったバ…

私の9条論

新年明けましておめでとうございます、2006年はあまり明るいニュースがありませんでしたが、 今年はどんな年になるでしょうか。 タウンミーティングのやらせ問題など、不透明なものをかかえながらも改憲への動きはとまりませんが、 改憲論者の方の主張の…

共謀罪について

○共謀罪の問題点 共謀罪はもともとは、「国際的な組織犯罪の防止に関する国際連合条約」が2000年に国連で採択されて、日本もこれに批准したのですが、それを履行するための国内法として整備する、というのが発端として提案されました。しかし、組織的犯…

所得格差による刑事事件での被疑者の人権保護の落差の問題

はじめに・・・憲法上の刑事政策のあり方と現状の問題 「日本は法治国家なのか?」の終わりの方で述べさせて頂きましたが、 他に、空文化しているので一番分かりやすいのは憲法9条でしょう。 これをどうすればいいのかは、「憲法改正論批判」で書かせて頂い…

日本の刑事政策の闇

今日は家族と居間で雑談しながら過ごしていると、 つけていたテレビでテレビ朝日の「スクープ」がやって いました。そこで取り上げられていたのは極めて対照的であり 同時にどちらも共通する病巣を抱える二つの事件でした。 一つは兵庫県姫路市で起こったバ…