政治学・社会思想

ユートピアかディストピアか

「AI革命」と「労働力の補助」として、AIとロボットの時代だという言葉が聞かれ、これは20世紀に思い描かれていた、人間は働く事を必要とせず、ロボットにすべての労働を任せ、自由な人生を歩める、といったユートピア像が実現しそうなように見えてく…

参院選2013に関する所感

ここ半年以上、ブログの方をご無沙汰していて申し訳ありません(汗)2013年の参議院選挙が終わりましたが、皆さんはいかがお過ごしでしたでしょうか・・・? ネット選挙ということで、様々な立場の数多くのブロガーさんや、Twitterなどでの拡散などがな…

天賦人権論と自己責任論

自民党のやたらネトウヨさんの言葉を真に受けネットのデマに踊らされるのに定評のある、片山さつき女史ですが、自民党の憲法改正草案において、現行憲法の - 第十章 最高法規 第九十七条 この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由…

「超左翼おじさんの挑戦」から新たな挑戦へ

ずっとブログの更新もせずご無沙汰していて申し訳ありません(汗)ブログのリンクの方で久しぶりに「超左翼おじさんの挑戦」という、松竹さんのブログを拝見させて頂こうとしたところ、なんと9月30日を持って終了されるということでショックを受けました…

Twitterの内包する潜在的危険性-「新しい群衆」の誕生?

Twitterは「つぶやき」である、と前回の投稿で表現させて頂きましたが、 実際のところ、「口コミ」として用いられている面が大きく、それが単なる「つぶやき」という 一方的なものではない、というのも事実でもあります。 相互的なコミュニケーションとして…

ロベスピエールとルソーのユートピア思想とその差異

理想主義、ユートピアニズムは20世紀のロシア革命など、様々な功罪を 生み出してきましたが、ユートピアという単語自体は、トマス=モアの造語で、 そこからがユートピア文学の始まりだといわれているかと思います。 しかし、思想としての理想主義、ユート…

民主党の「自民党政治化」の可能性への危惧

民主党についてのブログ村の掲示板での「民主党はこんなにひどいのに、何故離党する人がいないのか」というご意見に対して、述べさせて頂いた文章です。なんだかお相手があっての投稿の場合、何について述べさせて頂ければいいか、が分かるので、書きやすい…

自民党政治の考察と、民主党の「自民党政治化」の不安感

最近、日本ブログ村の政治カテゴリの掲示板によく書き込ませて頂いているのですが、そこで「民主党か自民党か」というアンケートがありました。そこでの書き込みを推敲させて頂いて、ちょっと訂正させて頂ければと思います。 他の記事にもありますように、僕…

自由と平等の均衡倫理

○後から書いたまえがき なんか、たぶん、文章めちゃめちゃです(汗)載せてから後悔しそうな予感。。。(汗) 第一章 自由と平等とは ○「自由原則」と「平等原則」の二律背反性 一般的によく、「『自由』と『平等』は両立しえない、対立するものだ」と言わ…

■政治活動の教職員に罰則、自民が改正案提出へ (読売新聞 - 03月10日 12:52)

どうみても露骨な日教組潰しですが、公務員の中立原則自体は、 それ自体は必要ではあり、「公務員の中立原則」と「公務員の政治的自由」の対立での 論点として、議論自体はありうることだと思います。 しかし、それ以前に、ここのところの民主党に対する露骨…

貧困に対する個人的に危惧すること

先日の報道でびっくりしましたが、日本の貧困率、税金や社会保障を差し引いた後の可処分所得 に関する偏差に基づいての相対的貧困率が、一位のアメリカの13.7%に次ぐ二位の13.5% にものぼり、三位のアイルランドの11.9%を大きく引き離してい…

ステレオタイプを防ぐ方策はあるか?〜ウォーラス、リップマンの主張から考える〜

○私たち人類が抱える病・・・リップマンの「ステレオタイプ」とは インターネット上でもよく見られるものですが、私たち人類が抱える病として、20世紀初頭に ウォルター=リップマンによって指摘された「ステレオタイプ」という問題があります。ステレオ …

グローバリゼーションはどこから来たか

○はじめに・・・「グローバリゼーションはどこからきたか?」 先日、私が管理させて頂いています「解放された世界」のあるスレッドにて、グローバリズム についてのお話をする機会がありました。グローバリズムの捕らえ方で、田中宇さんの 「グローバリゼー…

「ライブドア・ショック」と新自由主義

【はじめに・・・ライブドア・ショックは「想定外」か?】 先日急遽ライブドアが証券取引法違反の容疑で捜査が入り、 世間では「ライブドア・ショック」として、主に投資家の方の世界では 衝撃が大きかったようですが、これに対してホリエモンさんの言葉を …