死刑制度に関する個人的意見

  最近やはりブログ村さまの掲示板をよく利用させて戴いていて、いろいろなご意見があって
思わず色々と書き込んでいます、・・・それならブログを更新しろ、といわれますよね。。。
お恥ずかしいです(汗)

 もしかして、お話させて頂く相手があっての文章の方が書きやすい人なのかもしれないですね・・・。
ともあれブログ村なのですが、非常に関心の深い問題についてのアンケートをされていらっしゃる方が
いらっしゃいました。「死刑制度の存続か廃止か」についてのアンケートですが、アンケートを
作られた方は、自らのご家族が強盗殺人事件で亡くされていらっしゃる方で、そのご経験の上で、
あえて「死刑制度廃止」を願われている方です。以下がそのアンケートと、僕のそれへの、
稚拙な回答です。。。



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タイトル    「死刑制度」は存続か?廃止か?
アンケート内容    私は「死刑制度」に反対の立場をとっているアメリカの犯罪被害者遺族団体"MVFHR"の会員で、
16年前に兄弟を強盗殺人事件で亡くしました。(私は日本人です)残念ながら、日本では明確に「死刑制度」に
反対の立場をとっている被害者遺族団体は存在しませんが、「死刑制度」について反対あるいは否定的な
被害者遺族の方は少なからずおられると思います。

 日本では、そのような犯罪被害者遺族の意見の多様性について顧みられることはなく、
「極刑(=死刑)」を求める声ばかりが取り上げられているのではないでしょうか?
公正さを欠いてはいないでしょうか?一般的によく聞かれる「被害者遺族の身になってみろ!」という言葉は、
被害者遺族の多様性を無視してはいないでしょうか?人は十人十色とも言われますし、時の流れと共に心境も
変化する可能性がある筈です。また「冤罪」で無実の人間が処刑されるという危険もはらんでいます。

 とにかく「死刑制度」の存在する社会が、真の意味で命を尊ぶ心豊かな社会といえるでしょうか?
「死刑制度」を支持するか?支持しないのか?皆さんの意見をお聞かせ下さい。

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90: ゆうと@ブログ村

・「死刑制度」は存続するべきだ。に投票しました

 存続、を選ばせて頂きましたが、papa1990さんの、そのようなご経験を経た
上での、冤罪の方が処刑されるという、決して許されてはならない事をご危惧
されるお心と、最近の「極刑論」の不公正さへの疑問のお気持ちは、僕が
お察しさせて頂けるのはほんのわずかなものに過ぎないとは思いますが、
僕なりにという意味で、お察し致します。。。。

 それなのにもか関わらず、何故「存続」を選ばせて頂いてしまったのか、
といえば、あくまで「条件付き存続」で、「廃止論」を選択したい想いは
強いのですが、犯罪の被害を不幸にして遭われてしまった方で、死刑を
望む方から、自分の家族が同じ目になっても廃止しろというのか、と
いわれると、言葉に詰まってしまい、その方たちに対して、「死刑制度は
倫理的によくない」と主張する自分の言葉が、何の経験もない上での物で
責任が持てないという意味で、あえて「今段階の自分として」では
「条件付き存続」を選ばせて頂きました。

 何が「条件」なのか、それは一つはpapa1990さんのように、犯罪被害者の
方の間でも、多様な想いをお持ちの方がいらっしゃって、一律的に価値判断を
することができない、という意味で、一つ目の条件として、「被害者の方、
もしくは遺族の方の同意があった場合のみ」検察側は求刑できるという制度が
必要なのではないか、と思いました。現在も裁判で、嘆願書を出して
情状酌量を求める事はできますが、より確実性を確保するために、まずは
一つ目としてその制度化を必要とすべきだと思います。

 二つ目は、「警察行政と検察行政の完全な独立性を確保」が条件で、
現在は惰性的に警察行政が出した調書を検察行政が流し読みして、
起訴するという、本来警察行政がムチャクチャだったとしても、
法曹の一員である検察行政の側がストッパー、チェックをすべきとされている
はずなのに、それがされていない、その現状を変える事が必要だと
思います。そのために、検察審査会の権限を強めるべきで、「検察の民主化
が必要に思います。

 そして三つ目は、これは本来、現行法で定まっている事で、「疑わしきは
被告人の利益に」という、推定無罪の原則を順守すること、特に、現行法で
定まっているのに無視されてまかり通っている、物的証拠の必須化の徹底と、
科学捜査における、その判断への盲信の危険性から、その時の科学技術の
精度が低いなら、物的証拠能力を認めない、という、刑事訴訟法憲法では
本来定まっているのに守られていないこと、を守ることを徹底することが、
二つ目の条件だと思います。

 そして四つ目は、「再審の可能性のための、死刑執行期間の義務化」を、
例えば現在は時効廃止になってしまいましたが、5年など一定期間を定め、
その間の「執行猶予中に再捜査を警察に義務付ける」事です。

 最後に五つ目は、「再審の義務化」です。「もう有罪だと分かっている
『犯人』まで人権で守るのか」と、賛成論の方にはいわれそうですが、
死刑制度を存続させるのなら、それくらいの時間的コストを十分かけるべき
だと思います。日本の三審制は、最高裁では実質的には法解釈の問題の判断で
実質二審制に近いもので、これは死刑制度を用いるのなら、せめて死刑判決を
受けた方に対して、機会を与える義務が、死刑制度を存続させるなら、
あるかと思います。

 以上長文で申し訳ありませんでしたが、papa1990さんのご経験と「想い」
と比べて、正直僕の「素人意見」は、本当に素人なので、不十分なことが
多々あるかと思います、こちらの掲示板の方でもしよろしければ、ご教授を
色々頂けましたら幸いです。

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  先述させて頂いたように、僕は犯罪被害を受けたことがほとんどなく、
被害を受けられた方のお心をほとんど察することができていないと思います。。。
みなさまから、もし、死刑制度の是非に関し、ご意見ご批判を頂ければ
幸いです。。。


AX






○後記
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