外国人参政権に関する個人的スタンス


 先日、ブログ村の政治カテゴリの掲示板に、やたらと民主党へのネガティブキャンペーンをしたり、
自民党を擁護したりという、ネトウヨさんの立てたアンケートがあり、それに回答しました。
外国人参政権に関する僕の個人的なスタンスはこんな感じです。以下がアンケートとその書き込みです。

http://politics.blogmura.com/board/enq/result37_23340_0.html

・外国人に地方参政権は・・・賛成!に投票しました


  あくまで、条件付き賛成で、かつ積極的に支持しませんが、賛成か反対かの二択の場合は、一応賛成になります。
ただ、僕は左翼ですが、 仮に「現段階で」国民投票になったら、反対票に票を投じるかと思います。


 条件付き、というのは、これは当然なのですが、参政権相互主義

なければ絶対いけない
のではないかと思います。そして、積極的に支持しない理由と、国民投票になったら
反対票を投じる理由は、「今」の段階では採用するべきではないからです。


  仮に採用するとしたなら、移民受け入れ問題に関して、「受け入れるのか」
「受け入れるとしたら、どのようなスタンスで受け入れるのか」それをはっきりさせなければ、
意味がないと思います。


 どのようなスタンスか、というのは、日本国民として、日本人として移住してくれる人を求める」のかそれとも、「安価な賃金でこき使える労働力として移民を求める」のかです。


 それは、よく保守派の方は、外国人移民受け入れを主張しつつ、それを少子化対策と、「人手不足」の対策
として主張されますが、そもそも少子化対策の第一選択肢としての、子供を持つ「コスト」(お金の意味だけではないです)
を下げる、つまり、託児所や保育園の整備から、子供の医療費無料化、教育の無償化などを行った上で行うべきなのに、
それをせず安易に移民とは、無茶な話だと思います。


 その上で、「人手不足」というのは、看護師や介護士の仕事くらいだと思いますが、それらの仕事が人手不足なのは、
別に雇用の過剰のせいではなく、それらの、特に看護師ですが仕事につくコストの高さと、特に介護士ですが、
低賃金労働・長時間労働で、劣悪な雇用環境にあるからです。日本で生活するには、極めて不十分な雇用環境なのです。
それなのに、それを受け入れる存在がいるとすれば、海外からの母国へ送金する目的の「出稼ぎ労働者」しかありません。


  仮にそれらの人に、「日本人としてのアイデンティティを持て。日本に忠誠を誓え」というなら、
傲慢以外何者でもなく、そのようなことは移民の方は拒絶し、むしろ「日本人」と「外国人街」という、
海外で見られるような二分化するだけかと思います。なので、現段階で制度化するのは反対です。


 しかし、「日本人と同等の、十分な人権が認められて、日本人になりたいと思うような、格差のない状態」で、
その上で「日本に定住」する人に対して、参政権を認めるのは、
これは当然なことだと思います。

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