「残業代ゼロ労働」導入を要請 経団連会長、厚労相に

経団連側は、一定条件の会社員を労働時間規制から外し残業代を払う必要がなくなる
>「ホワイトカラー・エグゼンプション」導入のほか、派遣労働者の期間制限や
>雇用申し込み義務の廃止などを要請した。

http://www.asahi.com/job/news/TKY200612110080.html

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 ホワイトカラー・エグゼンプション制度とは、裁量労働制をホワイトカラーに広く
適用しようというもので、つまり1時間の労働あたりいくらの賃金という計算ではなく、
ある仕事量に年俸いくらと決められるものですが、実際、「ある仕事量」というのは
はっきりと「あれとこれをすること」と言えるものではなく、抽象的に当たり前ですが
決められるので、これが導入されると、現在の仕事量と同じかそれ以上の仕事量が課される
のに対して、残業代がゼロになった賃金だけ支払われるようになります。裁量労働というのが
なじむ仕事はホワイトカラーでもむしろ研究職などごく一部で、本来はなじむものでなく、
世界でもむしろ少数派の制度ですが、日本の経団連はそれを要求しています。
これが成立したら、ただでさえサービス残業という悪習がはびこっていた日本で、
それが合法化されることになり、「過労死促進法」という異名で呼ばれているように、
労働者に非常に重圧がかかるでしょう。
(ちなみに労災の適用も裁量労働においては限定され、今までのような過労死裁判での
労災認定などは、認定されないようになるようです)

就職氷河期】労働問題について考える【非正規雇用
http://yy45.60.kg/test/read.cgi/utopian/1166444262/

http://o87320050.nengu.jp/index.htm
http://mixi.jp/view_community.pl?id=1126420

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