もう、売ってもない商品を張り出す看板は辞めたらどうか

ニート・フリーターを除外〜「再チャレンジ支援税制」】

>政府は、2007年度税制改正に盛り込む「再チャレンジ支援税制」の対象から、
>仕事・通学をしていない「ニート」や、定職を持たない「フリーター」を外す方針を固めた。
>しかし、正社員としての雇用を望んでいるかどうかなど、支援すべきニートやフリーターの
>定義が難しいとして、「定義があいまいなまま制度を導入すれば、課税逃れに悪用されかねない」(内閣府
>と判断した。除外の方針を固めたことにより、格差是正に向けたフリーター支援との趣旨から
>大きく外れることになる。


 公正を期して申し上げれば、その代替措置として、国家公務員の採用の年齢枠を29〜40歳の
範囲まで広げて採用されるようですが、就職氷河期時代のフリーター100万人に対し、
国家公務員の雇用で一体何人の雇用が生まれるのでしょうか?そもそも、企業側が新卒採用以外の
既卒者を、「何か欠点があるから就職できなかったのだ」と自動的に判断してしまうことが
そもそもの問題としてあります。しかし、それは、新卒採用主義を各企業が徹底すれば、
確かに求人が求職者数を下回らない限りは、採用されなかったのには、何か理由があると考えて、
新卒採用のみに徹するのが、合理的な選択肢ではあるでしょう。


 しかし、それが合理的なのは、求人が求職者数を下回らない限りにおいては、です。
就職氷河期にやむを得ずフリーターになった方々は、決して非正規雇用を望んだわけでも
ありませんし、何か問題があって採用されなかったのではなく、求職者数分の求人がないため、
いわば椅子取りゲームで椅子をとれなかった立場、それを自己責任や能力主義で正当化するには、
それこそ「再チャレンジ」できる余地が日本の正規雇用慣行にはない・・・このことが
大きな問題です。新卒採用に徹する事が合理的であるという判断は今現在では一種の信仰の
ようなもので、続ける合理的理由が思い当たりません。それを直さねば、結局悪い点は
日本型慣行、新卒採用絶対主義に横並びといった、意味のない慣行で、数百万人が
路頭に迷うがままになるでしょう。

就職氷河期】労働問題について考える【非正規雇用
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○後記
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